JIN(仁) 第14巻 (ジャンプコミックスデラックス)
JIN(仁) 第14巻 (ジャンプコミックスデラックス)
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 この漫画でも、勝海舟が大きな役割を果たしています。彼はけっこう漢文を書いているのですね。でもそれが少しいい加減な感じで、私は「ああ、海舟らしいな」と思うのですが、多くの人は100%書き下し文ができないといけないと思うらしいのです。もう少々嫌になってしまいます。海舟はもうものすごい知識人だと思われているのですね。

書 名 JIN−仁−第14巻
著 者 村上もとか
発行所 集英社
定 価 530円
発行日 2008年 月 日第1刷発行
読了日 2009年11月5日

 この単行本の裏面にある解説です。

 薩長同盟を成立させた龍馬は、寺田屋事件で重傷を負うも、仁が広めたペニシリンにより回復する。歴史のうねりに係わっていく事に不安を感じる仁。そんな中、勝海舟の正室・民がくも膜下出血の危機に。先端医療機器のない幕末で高度な脳外科手術に挑む仁だが!?

 扉にある著者の書いていることです。

 明治維新を待たずして、すでに一般の日本国民による積極的な海外進出は始まっていた。これは新鮮な発見でした。すでに開国は必然的であり、政府の中心がいかなる勢力に替わろうと止めようがないものであったのです。改めて「維新」というものの正体が、いわゆる「文明開化」の美しい響きで飾られるようなものでないことに気付かされました。

 この巻で、軽業師の話が何故あるのかなあ。それでこの人たちはパリ万国博に行くのですが、実際はどうだったのかなあ。これは記録が残っていますよね。
 龍馬がお龍と霧島温泉に旅行に行くところが書いてあります。これが日本で最初の新婚旅行といわれているものですね。いや「日本で最初の」と書きましたが、世界でも最初じゃないのかなあ。ヨーロッパで例があるのかなあ。新婚旅行には行かなかった私はおおいに反省するところです。
 でも勝海舟の奥方が、くも膜下出血で手術の前に仁に「けれど・・女として言い残すことは・・、殿と同じ墓だけは入りたくな・・い」と言うのは、実にいいです。よく判ります。