JIN(仁) 第9巻 (ジャンプコミックスデラックス)
JIN(仁) 第9巻 (ジャンプコミックスデラックス)
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書 名 JIN−仁−第9巻
著 者 村上もとか
発行所 集英社
定 価 530円
発行日 2007年5月7日第1刷発行
読了日 2009年11月5日

 この単行本の裏面にある解説です。

 和宮暗殺未遂の容疑で江戸の牢屋敷に入れられた南方仁。その腐敗した闇の秩序と、牢名主の非情な仕打ち、そして、役人の厳しい拷問を前に、仁の運命やいかに・・・!? 勝海舟・坂本龍馬・野風・咲など、仁を救わんと奔走する人々の運命も一変する注目の急展開!!

 扉にある著者の書いていることです。

 この巻では前巻と趣を変え、歴史上の有名人ばかりでなく名も無い市井の人物を登場人物にしています。それと同時に徐々に江戸の庶民文化や娯楽の世界を作中で紹介していきたいとも思っています。幕末の本当の主人公は維新回天の志士達ではなく、その時代を必死に生き抜き、働き、子を育て、そして何よりもよく遊んだ江戸の庶民達だと思うから。

 前巻で小伝馬町に入牢した南方仁は、牢の中で作造りになりそうになります。ところがこの巻の最初で、牢名主の耳にゴキブリが入り込みます。それでその事態に仁はその解決方を伝授することで、作造りを逃れます。
 私の入っていた府中刑務所にも実に大きく元気なゴキブリがいました。到底人間に耳なんかに入り込めない大きさでした。夜中、それらのゴキブリと格闘していたことを思い出します。
 しかし、仁のもともとの、和宮の暗殺疑惑は晴れたはいません。そして石抱きの刑を受けてしまいます。そして一緒に牢に入っている咲にも同じ刑をすると言われたときに、仁はもう妥協しそうになりますが、そのときに呼び出しがあり、仁は無罪放免を言われます。
 牢の外で、たくさんの人が頑張っていてくれたのです。思えば、私が2度の逮捕起訴拘留された件でも、何人もの方がいろいろとやってくれたものです。私はそのことをけっして忘れません。