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　私が毎日拝見している　まっくまっく　に　☆妹の事☆　が載ったときに、トラックバックするつもりでしたが、いろいろと書くことが続きまして、今になりました。そうすると　乙女宅のキャンディです( ~っ~)/　というＵＰがあります。
　私はこのキャンディーという写真を見て、驚いてしまったのです。それは、私が昔よく知っていましたシロという犬とそっくりだからからなのです。
 
　シロは私の家族が今の我孫子市に引っ越してきた１９６８年３月に、突如我が家に表れたノラ犬でした。このキャンディーそっくりな白い犬でした（たぶんスピッツが混じっている雑種でした）。我が家の人間は、みな犬が大好きですから、この犬と実に親しくなりました。野良犬だと、市の野犬狩りにあいますから、私の母は心配して、一度シロを捕まえて、「犬が欲しい、飼いたい」という大きな農家に世話しました。でもシロはあくまで自由が好きで、そこの大きな鎖を付けたまま、我が家に逃げてきました。そこの農家の人は、「あんなにたくさんいいものを食べさせたのに、お前は自由がいいんだな。判ったよ」とあきらめてくれました。
 
　ちょうど、この犬が我が家に現われたのは、私が大学１年生のときです。私は激しく学生運動に邁進していました。だから、我が家にもまともに帰ってきません。でも帰ってくると、このシロといつも愉しく遊んでいました。よく私の家の前の大きな広場で、このシロと追いかけごっこをしていたものです。
　そしてそしていろんなことがあったあと、いろんなことというのは、私にとって２度の逮捕起訴勾留があり、恋がありました。シロにとっても彼女が出来たり、我が家に秋田犬が来たりといろいろとあったあと、私が埼大で救待で必死になっている（対革マル戦で、逮捕された友人たちの救援で大変でした）ときに、このシロは野犬狩りに捕まってしまいました（私が大学４年の終わりの頃）。私がおりましたなら、すぐに救けに行った（「これはうちの犬です、これからは必ずつないでおきます」と約束していたでしょう）でしょうが、そうできませんでした。
　思えば、あのときから、私は自宅を出まして、自分でアパートに住みだしました。もうシロのいない家には帰っても仕方なかったのです。
 
　今でもシロに似た犬を見かけると、いつもはっとしてその犬を見つめています。「あ、シロじゃないんだ」と当りまえのことを思っています。
　このシロのことを、詳しく書きたいなと思ってきました。周の犬の話　というのは、このシロのことを書くために作りましたものです。でもシロのことは哀しすぎて、今も書くことができないでいます。ただ、いつも、「いつかシロにも会うことができるかな」なんてことを思ってきたものでした。
　そういえば、私が東大闘争で逮捕され府中刑務所にいた最初のときに、弟が接見面会に来てくれました。弟はちょうど大学受験で、私たちのやった東大闘争による東大入試中止で、受験が大変になり（思えばいろいろ迷惑をかけたものでした）。そのときに、私はこのシロの話を熱心に聞きました。我が家には、何故かまた秋田犬の小犬がいて、その犬が寝床に入ってきて今朝顔を噛まれたなんて弟は言っていましたが、最初この犬の出現に驚いたシロも、そのうちに、この新しい小犬を可愛がりだし、喧嘩の仕方を教えたりいろいろと頑張ったようでした。
　そんなシロのことを書いているときりがありません。
　今度、私のホームページ内にちゃんと書きます。
　３日の葛西臨海公園です。ここが、まだ駅近くの公園です。立派なこいのぼりがありました。私たちは、この下でおにぎりを食べました。