IT Pro に このニュースがありました。

　私はちょうど１年前から、いつもマイクを二つもちまして、いつもSkypeを使えるようにしています。とくにちょうど１年前には、あちこちで私も持つノートパソコンと相手のパソコンでSkypeをやってみせていました。
　でも４０代、５０代の方は、最初の最初は「すごいね」というような驚きの声はくれましたが、誰もやりませんでした。私がSkypeで、マイク２台で喋るのは非常に虚しかったものです。
　でも、そのときから１年経ちまして、このニュースを見ています。

　スカイプ・テクノロジーズは，米国や香港など12カ国・地域で提供しているSkypeへの電話番号割り当てサービス「SkypeIn」（現在ベータ版）を日本でも提供する。Skypeをインストールした端末がインターネットに接続していれば，ユーザーは日本だけではなく，世界のどこにいても特定の電話番号でSkypeに着信させることができる。(2006.02.07)

　Skypeは特別に電話番号がなくても、電話できるわけですが、それでもやはり、電話番号があれば、もっと誰もが使うようになるでしょうね。
　昨年あちこちで、私がデモしていたわけですが、そしてそれを全然使おうともしない連中に、呆れ果てていましたが、それでもごく少数やってくれている方がいます。今その方たちが、パソコンの前で自在にSkypeで電話しあっています。
　これは、今までの電話がなくても、パソコンとインターネット環境があればできますから、電話のない建築現場などでいいですね。携帯電話はあるわけですが、その携帯でインターネットにつなげば、連絡はつきますが、このSkypeですと、映像が使えます。ごく安価なカメラを用意すれば、その現場の映像を見ることができます。

　思えば、私はWindows95のときから、Netmeetingをやっていました。このインターネットを通じて無料で電話するというのは、Windows95の時代からできていたのです。私はよく、南米の若者や、中国・台湾、タイあたりの若者とNetmeetingで会話していたものです。
　よく私の親友の堀雅裕さんが、私の事務所にきては、どこかへ勝手にNetmeetingしたものでした。「私がよく、『おい、そこは英語圏だぞ、英語で喋ってくるぞ』」なんて、言ったものでしたが、彼が「何、構うものか」と、平気で話しかけ、それこそブロークンな英語で話したものでした。困ったのが、米国の若者がカメラの前でやたらに服を脱いでしまうことでした。
　中国や台湾の若者とは、私は春秋戦国時代の話なんかをしまして、これまた「一体年はいくつなのだ？」と驚かれたものでした。

　今、このSkypeは、このWindows のNetmeetingよりも数段優れています。電話はもう無料でいいんですよね。その上でもっとさまざまな仕事をやっていけばいいのだと思います。