NIKKEI NET に このニュース がありました。
ＮＥＣや日本ヒューレット・パッカード（ＨＰ）などＩＴ（情報技術）大手4社が本格的な在宅勤務制度を導入する。育児中の女性などに限定せず、システム部門全体や全社員を対象とする。企業の情報化投資の拡大で技術者不足が深刻化しており、勤務体系の多様化で人材確保につなげる。先行する日本ＩＢＭを含めた大手5社の従業員の半分にあたる約3万人が在宅勤務を利用できるようになる見通しで、他業界にも広がりそうだ。（2006.08.22）
前には、この「在宅勤務」なんて、自分とは関係のないこととしか思っていなくて、まったく関心もありませんでした。
でも今、義母の介護をやっていて、そして母の介護の様子も見ていますと、なんだか自分たちにも身近な問題なんだな、と気がつきました。
在宅勤務では企業が業務用パソコンを貸与。高速大容量（ブロードバンド）通信網を活用しオフィスの社員とシステム開発などを進める。利用者は通勤の手間が省け、原則自分の裁量で勤務時間を決められる。若者を中心に時間や場所などに拘束されない働き方を求める傾向が強まっており、企業にとって優秀な人材を囲い込む手段になる。
私の友人でもちょうど５年くらい前から、親の介護のために、東京郊外に引越して、親の介護をやっている人がいます。仕事もその住む身近で再就職したのです。私は最初、そのわけが判りませんでした。別に東京でもちゃんとデイサービスが受けられるのになあ、という思いでしたが、今はよくこれが判ります。
彼は大会社でしたから、転勤が激しかったのですが、今は親の面倒を普通に見られるのです。それが大事なことだと、彼は決めたのでしょうね。ただ、そのことを話してくれなかったから、そしてそのことの問題を少しも判っていなかった私なのです。
今は妻と交代で、義母を見ている私ですが、朝義母を送りだし、そのときは妻が早く帰宅し、次の日は逆に私が早く帰宅します。最初は、もう少し長い時間義母を看てくれないものかな、なんて思っていましたが、いやそれはやはりおかしいですね。私たちの側が、過去のような無茶な勤務態勢を続けるべきではないのです。
現在のブロードバンド体制なら、もう充分に自宅でも仕事をやっていけます。人と会って、話をしたり、お酒を飲んだりすることは大事なことですが、ただ、毎日職場に時間を決めて通うというのは無駄なことだなと今やっと気がつきました。
このことは、また別に展開していく内容があるようです。
このニュースは、インターネットで見ても、新聞紙面で見ても、何も感じなかったのですが、さきほど義母をデイサービスの送りまして、このことを大きく思いはじめました。
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