義母はいつも自分の母のことをきいてくる。義母がこの家にいて、妻が外出しているときなんか、いつも自分の母親のことを私に直接聴いてくる。私はその度に困惑して、でもいつも同じことを応えている。「お義母さん、私は、お義母さんのお母さんにはお会いしたことはないのですよ」。そして、私の長女おはぎが作ってくれた義母を中心とした系図を手にして説明している。そんな義母なのだが、昨夜長女の生まれたばかりの長男のことを何度か話して、そして夜二人の両親に挟まれ抱かれている光汰朗の大きな写真（昨夜デジカメで撮りましたものを大きく印刷しました）を見せました。
義母は、そのとき、「あ、今度会いたい」と言ってくれました。
私はどんなに嬉しかったことでしょうか。
たとえひ孫に会っても、またちゃんと記憶できないかもしれません。でも私は何度でも丁寧に説明します。
写真は６日です。王子に帰るときに、たまたま私の目の前を歩く妻の姿を映してしまいました。デジカメのシャッターを偶然押してしまいました。でも今では押しておいて良かったな。私と二人始めて生まれた初孫に会ったのが３日のときで、その３日後のときがこの時なのです。
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