この方は、１８９２年３月１１日〜１９６９年１２月１日の生涯でした。今回、「あの年のあの時期に亡くなられていたんだ」と深く感じていました。前回紹介した桑田忠親とともに、私が高校生のときに、一番憧れていた先生でした。この先生の監修されている歴史の本は私はどれくらい多く読んだものでしょうか。そして大学生になれば、こうした先生の教えをこうこともできるのだ、なんて思っていたものでした。でも私にはすべて叶わないことになってしまったし、そしてもう今からでも叶わないことでしかありません。
私は彼の戦国史の中で、とくにいくつもの合戦史については、ほぼ彼のいう通りのことが私の中でもいわば常識としてなってしまっていることを大いに感じています。
ただ彼は戦国史の専門家であり、今や大きな権威と言ってもいいくらいなのですが、足利尊氏の研究も大きいのですね。思えば、戦国史、室町時代後半から安土桃山時代、江戸初期の歴史は私も随分とたくさんの本を読んできたものですが、南北朝時代に関しては、それほど知らないものです。今後はまず、この先生の足利尊氏に関する書物から入っていこうと思っております。（2011.07.04）
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。