歌名　　肩たたき
作詞　　西条八十
作曲　　中山晋平
 唄 　　平井英子

一　母さんお肩をたたきましょう
　　タントンタントンタントントン
二　母さん白髪がありますね
　　タントンタントンタントントン
三　お縁側には日がいっぱい
　　タントンタントンタントントン
四　まっかなけしが笑ってる
　　タントンタントンタントントン
五　母さんそんなにいいきもち
　　タントンタントンタントントン
　　　　　　　　　（大正十二年）

12050205　この歌も小さいときに母親から教わったような気がしています。私は兄弟の間では、特別両親には心配をかけた方ですから、罪ほろぼしのつもりで、なんにせよよく母の肩を揉んでいました。今も会えばそうしています。
　私の娘たちにも、「おばあちゃんの肩、揉んであげな」といつもうるさいくらいに言っています。だけどこの娘たちはどうなのでしょうか。昔次女が保育のときに、疲れたからおばあちゃんに脚を揉んでもらったなどというのを聞いて、激怒したことがあります。でも今では、長女から「パパ、ちょっと肩揉んで」といわれて、「馬鹿やろう、冗談じゃねえ」などといいながら、そのままやっている私になってしまいました。
　こうして日の当たる縁側で、母の肩をたたいているというのはいいですね。私の母の家には縁側があって、そこに母といるのはいいものです。縁側なんて、このごろの新築の家ではつくらないみたいだけれど、いい存在ですね。姪がまだ小さかったころあの縁側でよく遊んだのを覚えています。（1998.12.01）

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