この「池上彰の教養講座ー尖閣と米軍…安保条約には何が書いてあるか」を読みました。かなりな長文ですが、私にはいい内容だったと思います。最初にオスプレイのことが書いてあります。
この輸送機は巨大なプロペラを２つ備えています。離陸のときは、この２つのプロペラを上に向け、ヘリコプターのように上昇します。
いったん上昇したら、今度は上空でプロペラを前方に向けます。こうなれば、通常のプロペラ輸送機。ここからは水平方向に高速で飛行することが可能になります。
輸送機の愛称の「オスプレイ」とは、タカに似た猛禽（きん）類の「ミサゴ」のことです。獲物を見つけると、上空で翼を羽ばたかせて空中に静止し、獲物めがけて急降下する習性があります。この様子が、輸送機にふさわしい名前としてつけられました。
もちろん、さらに書いてありますが、私はこれで少しはこの輸送機のことが分かったつもりです。
そのあと日米安保条約のことが書いてあります。それで日本人の多くが理解できていないことは以下だと思います。
日本人の多くが米軍は日本を守るために駐留していると考えていたのに、米軍は「自分たちが日本にいることで、日本の暴走を抑えている」と考えていたというわけです。
これは、日本の自衛隊増強に警戒心を抱くアジア諸国に対して、「自分たちがいるから心配いらない」と、米軍の日本駐留を正当化する論理でもありました。
このことは大きなことです。これをよく認識すべきだと思います。こういうふうにアジア諸国の多くの方々は考えているのだということを私たちは理解しておくべきことでしょう。
コメント
コメント一覧 (1)
日本に勝った国はアメリカしかいなかったのです。その敗者連合は連合軍から国連常任理事国になりました。日本が国連の常任理事国になるのは、絶望的に難しいはずです。また、国連中心主義などというのは無知な戯言です。
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。