２３日我孫子の自宅へ帰りました。妻がノロウィルスで自宅で寝ていたのです。いつも我孫子で一人で居る次女ブルータスも王子へやってきましたから、妻は一人です。
それでおかゆ他を買って帰りまして、また言われるものをコンビニへ買いに行きました。我孫子台田２丁目のコンビニのシイナです。
その行き帰りに、私は目の前の大きなネギ畑をデジカメで撮るときに、野良犬のシロの姿が甦ってきました。
メールのことで少々 のネギ畑の上をシロは跳ぶように走っていました。シロは、私の母と隣の家のＳさんが夕方買い物に行くのについていきます。でも母たちは人間ですから、ちゃんと道を歩きます。でもシロは「人間って、なんてあんな不合理なところを歩くのだ。ここを走ればすぐ近いのに」とばかり、母たちから随分遅れていても（シロはそのあいだ、近所の飼い犬をからかっている）、あとからこのネギ畑の上を斜めに走りますので、すぐに追いついてしまいます。いつも「どんなもんだい」とばかりに、すぐ追いついたようです。
でも迷惑なのは、このネギ畑を作っているお百姓さんです。いつも「この野良犬め！」と怒っていたことでしょう。畑は、シロが元気のその上を走るので、ネギが破れて「パンパン」と音がします。
これは、人間には大変に困ったことです。母はいつもシロに、「あそこを走っちゃ駄目だよ。あれはお百姓さんが大事に作っているネギだよ」と言っても、シロは首を傾げるだけで、一向にどこでもいつでも跳ぶように走るのを止めませんでした。
私は２３日にあのネギ畑を見てデジカメの画面で見ているうちに、みるみるとシロの姿が甦りました。そして今朝の青空を見ているうちに、またシロを思い出したのです。もうシロと別れて３７年目なのですね。
私は今朝の青空を見ながら、「いつシロに会えるのかなあ？」なんて思っていました。私はきっとシロに会える日のことを信じています。たぶん私が死ぬときには、シロが迎えに来てくれるでしょう。もうそのときシロも言葉が話せるでしょうから、私はこう聞きます。
お前、あの彼女をどうした（シロには白と茶色の綺麗な毛をした可愛い雌犬の彼女がいました）？
シロはきっと応えます。
お前こそ、あのときの彼女どうした（学生のときの彼女です。シロは彼女にも会っています）？
そんな日が来ることを信じています。
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