将門Web

周が日々仕事であちこち歩いたり、友人や家族と話した中で感じたことを発信しています。

Tag:希望

2376b4f4.jpg 一つ前に書きましたが、この「現代日墨展」での中山玉恵さんの作品が、ここに掲げました「希望」という作品です。
 たぶん、東日本大震災でも、こうして桜が元気に咲いているのだという作品だと思いました。
 これはすぐに葉書で送っていただいたものです。

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 私は一つ前の 周の『独楽吟のススメ』の3 で「希望」という言葉文字になにか惹かれていました。これはすぐに兵頭正俊の『希望』という作品を思い出したのです。私が以下に書いているのですが、

  http://shomon.net/books/books15.htm#hyodo 兵頭正俊「死了魁

 これは兵頭正俊さんの『全共闘記』という膨大な連作の中の最後の作品です。この連作は、

1.助け舟
2.霙の降る風景
3.二十歳
4.猶予の四日間
5.死了
6.三月の乾き
7.
8.狼煙
9.鏡の国の政治家
10.明日に
11.希望

の作品群の連作であり、8、9、10、11は未来の話だったと思います(今我孫子の自宅ではないので、本が手に取れません。でも手にしても、みんな梱包してあるんですね)。
 未来の世界をえがいている「喩体集」だと思いました。
 この「希望」は、未来の世界の日本の近くの南に位置する島の世界で展開する話で、その中では、人間ではなく、大きなねずみが動いています。私は、この「周の『独楽吟のススメ』の3」で、『希望』という文字に、真っ先に、大きなねずみを思い浮かべていたのです。たしか、このねずみとその島で懸命に動いている政治家の涙を覚えていますね。

 思えば、「希望」っていい言葉文字ですね。でももう今の私なんかには、遠い言葉文字になってしまいました。
 この『全共闘記』では、1の『助け舟』では、実朝のことと、源平の一ノ谷の戦いでの平敦盛の死もえがかれていたかと思いました。いや、今本を実際に見ているわけではないので、またちゃんと見てみたら、また書いてみます。

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 本日06:00に届いた破茶さんの『独楽吟のススメ』です。

「2008/01/29 【No.1511】わたしの独楽吟(どくらくぎん)」を読んでの周の感想。

たのしみは 中退だって 良いじゃない 仕事と家事で 一日終える時

勉強する時間が取れない・・・・。試験、さんざん。
もう一度来学期チャンスがあるから・・・・。
投げ出さずに 持ち続けよう、希望。

たのしみは 夜の移動で 男たち 寒さの中で 働く見る時

夜のうちに職場のある家に戻ります。静岡だったり浜松だったり・・・。
バイパスの夜間工事をしているらしく 男の人たちが懸命に働いています。
私も何の因果か 男と同じ時間に同じ場所にいることが多いのです。
がんばってるなぁ、同志。私もがんばらなきゃ!って思います。

 まずは、仕事をしている上に勉強するというのが、私には驚異的に「偉いなあ」と思っていまいます。私には到底できないことです。「希望」が大事ですね。

 夜、ああいう現場で働いている人を見ると、たしかに、「凄いなあ、よくやっているなあ」と思い、私も「俺もちゃんとやらなくちゃ」と思うものです。これは昔から同じですね。単純な私なのですね。

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