私の次女ブルータスは、今年で、この学校で４度目の運動会です。
最初の年は三年生担当、次が五年生、次（つまり昨年）がもちあがりで六年生、そして今年が最初の年に担任をした学年が六年生で、またこの六年生の担任でした。
その前にブルータスは東京文京区で、臨時教員をやっていました。
私はそのすべての運動会を見てきました。いえ、運動会以外でも、授業参観でも見てきたものです。でもいつもブルータスの親だとはばれないように、そっと見てきました。もし、担任の先生の親だと判ると、ブルータスから、「もう来ないで」といわれてしまいそうなのです。
ですから、いつもどこでも人前へ出たがる私も、実にひっそりとおとなしくしています。
ブルータスはいつも教員として一番年下でしたが、今年は、もっと若い年の先生が何人も入ってきました。これはとても良かったなと嬉しい気持ばかりです。
でもこの２４日は実にいい運動会でした。このところ、このブログに掲げてある写真は、そのときの写真ばかりになっています。この写真からも、「実にいい運動会だったなあ」という気持が私にはわき上がってきます。
ブルータスの ぶるぶる日記 の 運動会が終わった を読みましても、このときの運動会のいろいろなことが私の目の前に浮かんできます。
午後になって最後のほうにやった組体操が、私にはもう実に良かったのです。「パパ、どこが良かったの？」といわれて、私はもちろん応えましたが、私の応えはトンチンカンだったようです。でも仕方ないのよ。私だって懸命に見ていて、実に感動していたのですもの。
私が担当した３曲目「少年時代」は、最初３２０人で大波を作った。一箇所に集まって、前の子の肩をつかみ、曲に合わせてウェーブ。途中で拍手が起こる。曲がとまったら子供たちもとまる。そこから曲が再開し、隊形移動する姿がなんとも美しい。やっぱり、動きを止める、音楽に合わせて動き出す、といった部分が一番美しく思える。
そうでしたね。拍手をするのがよく判ります。自然に手を打ってしまうのです。
無事に終わって、朝礼台を降りると、うちのクラスの保護者が泣いてた。あと、「○○小（隣の学校）の組体操よりも数段すばらしいわ！」と興奮して話しているおばさん。よかった。なんか、いろいろあったけど、よかった。仕上がらないかと思ってはらはらしたけど、他の学年にも頭下げたり文句言われたりしたけど、でも、よかったね。
実はね、私も涙ぐんでいたのよ。だけどちょっと羞しいから、そばにいる妻に判らないようにしていたのです。
まあ、私はなんでも、すぐに怒ったり、涙流したりする人間なので、どうでもいいのですが、泣いていた保護者がいたというのは判るなあ。
それと、このブログへのコメントがいいです。こんなにブルータスのブログを読んでくれる方がいるんですね。私なんか、なんだか自分のブログが羞しいですよ。
こうしてまた娘の学校の行事に参加します。参加といいましても、親と判らないように、そっと見学しているだけです。
もちろん、長女のほうもいきますよ。長女おはぎの彼の学校も、ブルータスの彼氏の学校へも行きます。
私の学校へも来てくれ！って、言えないところが少し残念です。思えば、私も教師になれば良かったな。……、あ、駄目なんだ、ずっと公民権停止だったものなあ。そんなことを、すっかり忘れていました。
今度は、何でいけばいいのかな？ いや、行ってもいいのかな？ 授業参観かな？
続きを読む