どうしても、「私にはよく分かんないよ」といいながら必死に読んでいます。随分前に「バプテスマって何だ？」といい、インターネット検索して読んだものでした。そうして、少しづつ書いてあることの意味を分かろうとしています。
第３章
ここにパリサイ人（びと）にて名をニコデモといふ人あり、ユダヤ人の宰（つかさ）なり。夜イエスの許に來りて言ふ『ラビ、我らは汝の神より來る師なるを知る。神もし偕に在さずば、汝が行ふこれらの徴は誰もなし能はぬなり』イエス答へて言ひ給ふ『まことに誠に汝に告ぐ、人あらたに生れずば、神の國を見ること能はず』ニコデモ言ふ『人はや老いぬれば、爭で生るる事を得んや、再び母の胎に入りて生るることを得んや』イエス答へ給ふ『まことに誠に汝に告ぐ、人は水と靈とによりて生れずば、神の國に入ること能はず、肉によりて生るる者は肉なり、靈によりて生るる者
は靈なり。なんぢら新に生るべしと我が汝に言ひしを怪しむな。風は己が好むところに吹く、汝その聲を聞けども、何處より來り何處へ往くを知らず。すべて靈によりて生るる者も斯くのごとし』ニコデモ答へて言ふ『いかで斯かる事どものあり得べき』イエス答へて言ひ給ふ『なんぢはイスラエルの師にして、猶かかる事どもを知らぬか。誠にまことに汝に告ぐ、我ら知ることを語り、また見しことを證（あかし）す、然るに汝らその證を受けず。われ地のことを言ふに汝ら信ぜずば、天のことを言はんには爭（いか）で信ぜんや。天より降りし者、即ち人の子の他（ほか）には、天に昇りしものなし。モーセ荒野にて蛇を擧げしごとく、人の子もまた必ず擧げらるべし。すべて信ずる者の彼によりて永遠（とこしえ）の生命（いのち）を得ん爲なり』
それ神はその獨子（ひとりご）を賜ふほどに世を愛し給へり、すべて彼を信ずる者の亡びずして、永遠（とこしえ）の生命を得んためなり。神その子を世に遣したまへるは、世を審かん爲にあらず、彼によりて世の救はれん爲なり。彼を信ずる者は審かれず、信ぜぬ者は既に審かれたり。神の獨子の名を信ぜざりしが故なり。その審判（さばき）は是（これ）なり。光、世にきたりしに、人その行爲の惡しきによりて、光よりも暗黒（くらき）を愛したり。すべて惡を行ふ者は光をにくみて光に來らず、その行爲の責められざらん爲なり。眞をおこなふ者は光にきたる、その行爲の神によりて行ひたることの顯れん爲なり。
この後イエス、弟子たちとユダヤの地にゆき、其處にともに留
りてバプテスマを施し給ふ。ヨハネもサリムに近きアイノンにてバプテスマを施しゐたり、其處に水おほくある故なり。人々つどひ來りてバプテスマを受く。ヨハネは未だ獄（ひとや）に入れられざりしなり。ここにヨハネの弟子たちと一人のユダヤ人との間に、潔（きよめ）につきて論起りたれば、彼らヨハネの許に來りて言ふ『ラビ、視よ、汝とともにヨルダンの彼方にありし者、なんぢが證（あかし）せし者、バプテスマを施し、人みなその許に往くなり』ヨハネ答へて言ふ『人は天より與へられずば、何をも受くること能はず。「我はキリストにあらず」唯「その前に遣されたる者なり」と我が言ひしことに就きて證する者は汝らなり。新婦をもつ者は新郎なり、新郎の友は、立ちて新郎の聲をきくとき大に喜ぶ、この我が勸喜（よろこび）いま滿ちたり。彼は必ず盛になり、我は衰ふべし』
上より來るものは凡ての物の上にあり、地より出づるものは地の者にして、その語ることも地の事なり。天より來るものは凡ての物の上にあり。彼その見しところ聞きしところを證したまふに、誰もその證を受けず。その證を受くる者は、印（いん）して神を眞なりとす。神の遣し給ひし者は神の言（ことば）をかたる、神、御靈を賜ひて量りなければなり。父は御子を愛し、萬物（ばんもつ）をその手に委（ゆだ）ね給へり。御子を信ずる者は永遠（とこしえ）の生命をもち、御子に從はぬ者は生命を見ず、反つて神の怒その上に止るなり。
でも、このヨハネがキリストではなく、イエスがそうだったことは少しは分かった気がします。私が始めてこのイ
エスとヨハネのことを知ったとき（秋田市での保育園、札幌市での幼稚園の頃でした）の思いが、今はれてくれたように思います。
歳を重ねること、歳をとることも無駄なことではないんだと、充分私に分からせてくれた思いがします。
